スキーには滑りやすい雪面と滑りにくい雪面があります。
今回はそれぞれの雪面毎に特徴と滑りやすさをまとめました。
滑りにくい雪面ほどスキーの操作が難しいので、お気をつけください。
乾雪(パウダースノー)
滑りやすさ:★★★★★
乾雪とは文字通り水分が少ないサラサラの雪です。軽いのでスピードも出て曲がりやすいです。一般的にスキーヤーやボーダーに最も人気のある雪です。長野や北海道は乾雪を滑ることが出来るため、大変人気があり、海外からも多くのスキー客が訪れます。
湿雪
滑りやすさ:★★★☆☆
乾雪に比べて水分を多く含んでいる雪で重いです。雪が重いので滑る時に雪に引っ掛かりやすいです。また、スピードも出にくいです。
そのため、乾雪に比べて滑りにくい雪とされています。降雪量の多い地方(新潟など)はこの雪質になっている事が多いです。
キョロ雪
滑りやすさ:★☆☆☆☆
湿り雪が固まって平らになっている雪の事です。エッジがきかず、トップが左右に動く事からキョロ雪と呼ばれています。
キョロ雪は新潟の方の呼び方だそうです。
新雪、非圧雪、ノンピステ
滑りやすさ:★★★★☆
新しく降った雪の事です。圧雪前の雪のため、雪を弾きながら滑っていきます。深い雪の上に乗りあげている不思議な浮遊感があります。
そのため、中上級者は圧雪よりも新雪を好む人が多いです。非圧雪のパウダースノーが滑れる事を売りにしているスキー場もとても多いです。
ただし、初心者のころは板が雪に沈んでいくため、滑りにくいと感じるかもしれません。
圧雪(ピステ)
滑りやすさ:★★★★★
圧雪車と呼ばれる機械で、平らにならした雪です。大体のスキー場のコースは圧雪されています。
非圧雪と比べると突っかかる凹凸がなく滑りやすいです。
春雪、くされ雪、シャバ雪
滑りやすさ:★★☆☆☆
一般的に春スキーと呼ばれる3月以降の春の時期の雪です。
冬の雪と違って温度が高いため、雪が水っぽくなっていたり、地面の土や黄砂が混ざってきます。水や土と雪が混ざるため、べっとりとした雪になります。
そのため、冬の雪に比べて滑りにくく速度がでません。また、ウェアや板も汚れます。
滑りの爽快感は減りますが速度が遅いため、いい練習になるかもしれません。
ザラメ雪、コーンスノー
滑りやすさ:★★★☆☆
ザラメ雪は雪の表面に氷の粒ができている状態です。
冬の時期と比べると雪質は悪いですが、春スキーの中では滑りやすい雪になります。
アイスバーン
滑りやすさ:★★☆☆☆
雪面が凍っている状態です。ツルツルしていて滑りやすいのですが、エッジがたたないため、曲がりづらく止まりづらい雪面です。
晴れている日の午後になるとこの雪面になる事が多いです。スキーの制御がしづらいため、悪雪面といえます。
ですがエッジを効かせる練習には最適の為、アイスバーンを好んで滑るスキーヤー・ボーダーもいます。
まとめ
様々な雪の特徴を知っておくことで、どの時期でもどんな天気でもスキースノボを楽しめるようになります。
未体験の雪質にチャレンジするために、敢えていつもとは違う時期にスキースノボに行くのもオススメですよ。
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