【2020記録的暖冬】深刻な雪不足でスキー場が営業できない

1月も半ばに入り、例年ならスキースノボのトップシーズンに入るこの時期、雪不足でオープン出来ないスキー場が続出しています。

現在の積雪状況や、気になる今後の積雪予想を調べてみました。

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2020年の全国の積雪量は?

1年前の2018-2019シーズンは記録的な暖冬となり、全国のスキー場営業開始が遅れましたが、2019-2020シーズンは更なる暖冬に見舞われています。

2019年12月以降は、日本海側の降雪量がかなり少なく、気象庁の発表によると、1961年の統計開始以降最も少ない積雪量となっています。2019年1月18日現在、日本の積雪量は全国で平年比40%以下となっており、東北等、少ない所では例年の10%以下の積雪量しかない所もあります。

40%以下と言われてもピンとこない方のために、スキー場が密集している新潟県湯沢町を例に挙げてみます。

様々なスキー場へのバスの発着駅である新潟県「越後湯沢駅」と言えば、例年のこの時期であれば、駅前で2メートル前後の雪の壁が私たちを出迎えてくれますが、2020年1月現在の駅の積雪量はなんと0センチです。湯沢町は、毎年1月には1晩で2~3メートルの降雪がある事もざらにありますが、今年は1月に雨が降る等、異常な暖冬となっています。

暖冬の原因は?

異常な暖冬の影響により、世界的に気温が高くなっています。2019年12月の世界の平均気温は、観測史上2番目に高い数値を記録しました。

暖冬の原因は、ズバリ「地球温暖化」です。地球温暖化により、大気の温度が上昇し、日本のみならず世界規模で暖冬となっています。

地球温暖化により、海面水温が平年より高い影響で、偏西風の流れが乱れ、日本に寒気を運ぶ偏西風が平年より北を流れています。そのため、寒気が日本まで南下してこない状態となっており、雪が中々降らない状況が続いています。

昨年も記録的な暖冬と言われ、今年も観測史上最も積雪量が少ない異常な暖冬と言われていますが、私としては、地球温暖化の影響により来年以降も暖冬がデフォルトにならないかが心配です。

スキー場営業情報

全国的に積雪不足で、全国の約3割のスキー場がいまだにオープンできない状態となっています。

新潟県等の日本海側のスキー場が特に深刻な雪不足に見舞われており、スキー場の営業延期が目立ちます。

北海道は、全国的に見れば雪が降っており、全面滑走出来るスキー場が多いですが、それでも例年と比べれば雪は少なく気温も高めです。

樹氷で有名な山形県蔵王温泉スキー場も、例年のような素晴らしい樹氷が見られない状況に陥っているようです。

オープンしているスキー場も、雪不足の為、一部コースが閉鎖、イベント縮小等様々な問題を抱えています。

2020年1月以降の積雪予想

最後に、スキースノボ好きの方、スキー場関係者、雪まつりなど季節イベント関係者等、多くの人が気になっている今後の積雪予想についてです。

2020年1月以降の積雪予想ですが、気象庁によると、1月から3月にかけても、残念ながら去年1月のような豪雪に見舞われる事はなさそうです。

2020年2月になると、やっと寒気が南下してきて、太平洋側でも雪が降る可能性があります。ただし、気温は平年よりも高い気温を維持しそうです。

3月になると、2月と比べて雪の降る日はさらに少なくなりそうです。4月にかけて雪が降る所もありますが、スキー場は例年よりも早く営業を終了してしまうかも知れません。

今年スキースノボに行こうと思っている方は、ハイシーズンに行っても春スキーの様な状況を覚悟しないといけないかもしれません。温泉が有名なスキー場や、料理が評判の旅館に泊まる等、スキースノボ以外も楽しめるプランを考えると良いかも知れませんね。

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