雨の日のスキーは悲惨?天気による雪質の違いとオススメの過ごし方!

天気による雪質の違いとオススメのゲレンデでの過ごし方

スキー・スノボは天気によって快適度も滑りやすさも全く違うことを知っていますか?

スキー・スノボ初心者の方は荷物の準備やツアーの予約にばかり気を取られてしまいがちですが、まず何よりも優先しなければいけないのは天気を調べる事です!

天気によって、雪質も全く違うものになってきますし、寒さや滑りやすさも変わってきます。天気によってどのように違ってくるのか、以下にまとめてみました。

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快晴

快晴の日のスキー場の気温・雪質・オススメの過ごし方をご紹介します。

【気温】

朝早くから夕方ごろまで暖かく、厚着をしなくても十分快適に滑れます。

むしろ滑っているとすぐに暑くなり、汗もたくさんかきます。必ず着替えを持っていきましょう。

また、雲などの日光を遮るものが何もないため、直射日光が強いです。日光が雪に反射するため、ゴーグルがないと眩しく目が疲れます。目を守るために必ずゴーグルをするようにしましょう。

また、雪山は日差しがとても強いため、快晴の日は思っている以上に日焼けをします。肌が出ているのは顔だけだから面倒だ、と思わずに必ず日焼け止めをしましょう。でないと、顔だけ海に行ってきた人みたいになってしまいますよ。

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【雪質】

視界がクリアでゲレンデの遠くまで見渡せるため、とても滑りやすいです。

雪質は、朝が最も良く滑りやすいでしょう。お昼を過ぎると、日光に当たった雪が解け、雪が重く滑りが悪くなってきます。その後、日が落ちると解けた雪が凍り、アイスバーン(スケートリンクのような氷が張ったゲレンデ)になってしまいます。

アイスバーンはコントロールが効き辛くなるため初心者にはとても滑りにくく、こけるととても痛いです。

【オススメの過ごし方】

ゲレンデに着いた時にとても良い天気だった時は、なるべく朝から昼までの間になるべくたくさん滑り、十分に滑ったら遅めのお昼休憩を取り、日が落ちる前に滑り終わるのが良いでしょう。

近くに温泉が併設されているスキー場も多いので、帰りの電車の時間に余裕がある場合は温泉に入ってゆっくりするのがオススメです。

晴れ(一部雲が出ている)

晴れの日のスキー場の気温・雪質・オススメの過ごし方をご紹介します。

【気温】

快晴でもなく曇りでもない、この天気の時が一番快適に滑れる気温です。

ただし山の天気は変わりやすいので、いくら天気予報が晴れだったとしても、快晴に代わることもあれば、曇ってくる、もしくは雪が降ることもあります。

また、風が出ているか出ていないかでも体感温度にかなり違いが出てきます。どんな天気になっても対応出来るよう、着替えや上着を用意しておくと良いでしょう。

【雪質】

快晴の時と同じく視界がクリアでゲレンデの遠くまで見渡せるため、滑りやすいです。

お昼を過ぎると、日の当たっている場所と当たっていない場所で雪質ががらりと変わるため、慣れていない初級者は、雪質の変化に対応出来ず、緩やかな初心者コースでも板のコントロールが効かなくなることもあります。

日の当たる場所は雪が解けて重くなり、朝のうちに日が当たりお昼過ぎから曇っていた場所はアイスバーンになりやすいです。

【オススメの過ごし方】

気温的には申し分ないですが、滑る場所によって雪質が全く違うものになりますので、今自分が滑っている場所の雪質を確かめながら滑ると良いでしょう。

アイスバーンが増えてきたら初心者の方は早めに切り上げた方が良いです。

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曇り

曇りの日のスキー場の気温・雪質・オススメの過ごし方をご紹介します。

【気温】

日が当たらないゲレンデは結構寒いので、上着を用意した方が良いでしょう。ネックウォーマーがあると首元も暖かく快適に滑れます。

スキースノボにネックウォーマーは必要?いらない?ネックウォーマーの役割と選び方

曇りの場合は日差しによる目への刺激は少ないのでゴーグルは必ずしも必要ではありません。

ただし、繰り返しになりますが山の天気は変わりやすいです。もし自分のゴーグルを持っているなら持って行った方が良いでしょう。レンタルの場合は、お金もかかりますのでゴーグルは必須ではないと思います。

【雪質】

一日中曇っている場合は、アイスバーンも出来にくいので、一日を通して比較的雪質が変わりにくく朝から夜まで滑りやすいです。

快晴の時と比べて遅くまで滑れるので長くスキーを楽しむことが出来ます。ただ、寒さは予想以上に体力を奪いますのでこまめに休憩を取って体を温めながら滑るのが良いでしょう。

また、曇りの時は、雪が降りだすことも多くあります。雪が降りだしたら無理せず室内で休憩した方が良いでしょう。

【オススメの過ごし方】

気温は少し寒いですが、雪質は悪くなりにくいので、曇りの天気もおすすめです。

快晴の時と違って時間に左右されずに自分のペースで休憩を挟みながら滑ると良いでしょう。こまめに暖を取りながら、時間いっぱい気の済むまでたくさん滑りましょう。

雪の日のスキー場の気温・雪質・オススメの過ごし方をご紹介します。

【気温】

雪が降っている時は、当たり前ですが寒いです。

肌が出ているところは寒いを通り越して痛いです。耳まで隠れるニット帽、ゴーグル、フェイスマスクで顔を完全防備しましょう。

また、リフトに乗っている時は特に体が冷えますので、なるべく風や雪が遮れるゴンドラやフード付きリフトに乗りましょう

【雪質】

パラパラとした軽い雪であれば、視界も悪くなく滑るのに問題ないでしょう。ただしゴーグルをしないと雪が目に入ってくるため、ゴーグルは必須です。

気温が高い日や標高が低い所では雨を含んだ重たい雪が降ります。

視界も悪く雪も重たくなりがちなので、このような重い雪が降ってしまったら残念ですが早めに切り上げるのが良いでしょう。

また、風が出ていると吹雪になる事もあります。視界が大変悪く、また体もあっという間に冷えてしまいます。初心者の方は吹雪いている時は無理せず施設内で雪が止むのを待った方が良いでしょう。

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【オススメの過ごし方】

雪が降っている時には視界が悪くなりがちなので十分に注意してスピードを出しすぎないようにしましょう

また、思っている以上に体が冷えますのでこまめに休憩所で暖を取りましょう。

日が落ちるととても寒くなりますので、日が落ちるころには引き上げてしまった方が良いです。温泉に入り十分に温まってから帰るのがオススメです。

春スキーシーズンになると、雪ではなく雨が降ります。雨の日のスキー場の気温・雪質・オススメの過ごし方をご紹介します。

【春スキーって?】春スキーの特徴と服装・注意点

【気温】

気温が高い日や標高の低いスキー場では雪ではなく雨が降ることがあります。

気温は低くありませんが、雨がグローブやニット帽、スキーウェアに染みてしまうと体感温度は大変低く、寒くなります。

上級者の高級なウェアなら簡単には染みないかもしれませんが、レンタルで借りれるような安いウェアはすぐに雨が染みてしまいます。しかも一度湿ってしまうとスキー場で乾かすのはとても大変です。

【雪質】

雪はシャビシャビです。

初心者が滑るならアイスバーンよりはシャビシャビの方がマシかもしれませんが、わざわざ雨が降る日にスキーに行くメリットは一つもないです。

また、視界も大変悪いです。

ゴーグルをしていない場合は目に雨が入ってくるので、まともに目を開けることも出来ません。

雪の場合は、雪が降っている間は休憩所で休み、止んだら滑ると言う事が出来ますが、雨の場合は、雨が止んでもシャビシャビの雪は元通りにはなりません。雨の日に快適に滑れることは万に一つもないと思った方が良いでしょう。

【オススメの過ごし方】

雨の日のスキーは心が折れます。

寒いし視界も悪いし上手く滑ることも出来ません。当日雨が降ってしまった場合は、スキーは諦めて近場の温泉やショッピングを楽しんだ方が良いでしょう。

もしもどうしても滑りたい場合は、下の記事がオススメです。

【雨でもスキースノボがしたい!】雨の日スキーに必要な準備と注意点

因みに、プラスノー(夏スキー)の場合は、ウィンターシーズンとは逆で、晴れよりも雨の方が快適に滑ることが出来ます。詳しくは以下の記事をご覧ください。

【プラスノーとは?】夏スキーの特徴・服装・注意点

風について

雪山では良く風が吹きます。

天気ももちろん重要ですが、風の強さによって体感温度はかなり違ってきます

風がなければパラパラ雪で快適に滑れますが、強風だと吹雪になってしまい視界が悪く初心者が滑るには危険な状況になります。

当日風が強いなと思ったら、ネックウォーマーやゴーグルで寒さから顔を守り、風を遮れるゴンドラやフード付きリフトに乗るようにしましょう。

霧について

特定の天気、地形、気温等により、霧が発生する事があります。

霧が発生すると視界が大変悪く数メートル先も見えなくなります。初心者の方が霧に遭遇してしまった場合には、十分に注意して滑り、霧が消えるまで休憩所で待つ方が安全でしょう。

まとめ

いかがでしたか?

天気に合った滑り方をすることがスキー、スノボを楽しむためには必要不可欠です。

各天気の特徴を表にまとめると以下のようになります。

雪質 視界 オススメの時間帯
快晴 アイスバーンが出来やすい。 大変クリアで遠くまで見渡せる。
写真撮影にも最適。
晴れ 日なたと日影で大きく異なるので注意。 クリアで快適。 朝~昼
曇り 安定していて滑りやすい。 やや暗いが問題なし。 1日中
とても良い。
パウダースノーを楽しめる。
ホワイトアウトや霧に注意。 吹雪いていなければいつでも。
但しナイターは寒く視界も悪いので注意。
シャビシャビでスピードが出ない。 大変悪い。小雨なら可。 雨の降りはじめや小雨の日なら可

このように、天気によって雪質も視界も滑りやすさも全く変わってきます。

初心者の場合は特に、自分の滑りを過信しすぎない事が重要です。

前回スキーに行った時は上手く滑れたとしても、天気が違うと前回と同じように滑れない事は多々あります。

前回滑れたから今回も滑れるはずと自信をもってスキー場に行き、ケガをして帰ってきた人を私は何度も見ています。用心しすぎて悪いことはありませんので、ある程度滑れるようになってきても十分に注意してケガだけはしないようにしましょう。

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